外貨預金とは
外貨預金って何?
■概要
外貨預金とは、米ドルやユーロなどの外貨建ての預金のことです。
通常日本で預金をする時は円建てで行いますが、円ではなくドルなどの外貨建てで行うことを外貨預金といいます。
つまり、日本円を外貨に両替してその外貨で預金するということになります。
日本円でする預金と同じように普通預金や定期預金を選ぶことができます。
■外貨預金のメリット
ここでは外貨預金のメリットについて解説します。
1.高い金利で預金ができる
現在の日本の預金金利は非常に低く、銀行に預金しても金利はほとんどつきません。
そのため、金利が比較的高い外貨で預金することで高い金利を得ることができます。
2.為替差益で得することがある
外貨建て預金をすると為替差益で得することがあります。
外貨預金で選択した通貨に対して円安になると円安になった分だけ両替したときの金額が増えます。
2014年現在はアベノミクスで円安傾向にあるため、為替差益を目的に外貨預金を始める人も多いようです。
3.リスク分散ができる
たとえば日本円の価値が著しく低下したときに全財産を日本円で持っていると資産が大きく目減りしてしまいます。
しかし、資産の一部を外貨で保有していればたとえ日本円の価値が大きく値下がりしても、資産の減少を抑えることができます。
極端にいえば、日本円が紙くずになったとしても外貨を持っていれば自分の資産を防衛できるということになります。
4.仕組みがシンプルでわかりやすい
外貨預金はFXと違って仕組みが非常にシンプルでわかりやすく、かつ元本と利息が保証されているのが特徴です。
ただし、保証されているのは外貨建ての額面であるため、為替相場によっては日本円に両替した時に元本割れしている可能性はあります。
■外貨預金のデメリット
ここでは外貨預金のデメリットについて解説します。
ペイオフの対象外
外貨預金はペイオフの対象外であるため、銀行が倒産したときに預金保証がされません。
ペイオフとは銀行が破綻したときに1預金者あたり元金1000万円とその利息が保証される制度のことです。
そのため、1つの銀行に全財産を預けるのは極めてリスクが高くなっています。
為替差益で損をすることがある
外貨預金のメリットの1つは為替差益で得をすることですが、逆にいえば為替差益で損をすることもあります。
円高になれば外貨の価値が下がるので、両替をしたときに損をすることがあり、場合によっては元本割れしてしまうケースもあります。
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