国民年金とは

国民年金とは

国民年金って何?

■概要

国民年金は全ての国民が加入する基礎年金で、老齢基礎年金、障害基礎年金、遺族基礎年金があります。
加入者は職業などによって3種類に分けられており、自営業や無職は第1号被保険者、会社員や公務員は第2号被保険者、専業主婦など会社員に扶養されている人は第3号被保険者となります。

■基礎年金とは

日本の年金制度は2階建てといわれます。
まず、全国民が加入する国民年金が基礎年金(1階部分)となり、更にそのうえに2階部分として厚生年金などが上乗せされています。
会社員などの第2号被保険者は基礎年金に加えて厚生年金を受け取ることができるようになっており、これが日本の年金制度が2階建てといわれる理由となっています。
第2号保険者は厚生年金の保険料を支払い、その保険料の一部が基礎年金に拠出されているので、厚生年金の加入者は自動的に国民年金の加入者となります。
全ての国民が加入する国民年金は1階の基礎部分となっているので、基礎年金と呼ばれるのです。

■国民年金の種類

国民年金には大きく3つの種類があり、それぞれを受給するためには一定の受給資格を満たさなくてはなりません。
ここでは国民年金の種類について解説していきます。

1.老齢基礎年金

老齢基礎年金は一定期間保険料を納付した加入者が一定年齢以上に達すると支給される基礎年金です。
老齢基礎年金を受給するためには保険料納付期間と保険料免除期間が合計で25年以上必要になり、支給開始年齢は一般的に65歳となっていますが、支給の繰り上げをすると60歳からでも受給できます。
ただし、支給の繰り上げをすると受給額が減額され、60歳から受給すると最大30%減額されます。
逆に繰り下げもすることができ、繰り下げた場合は最大42%の増額となります。

2.障害基礎年金

障害年金は心身に障害が認められ、一定の条件を満たした人に支給される基礎年金です。
障害の程度により1級と2級があり、保険内容も異なります。
20歳未満の時に障害を患いその状態が継続している人にも支給されますが、一定の所得制限が設けられており2人世帯の場合500万1000円以上の所得がある場合は支給されません。
保険料が未納であったり滞納があったりすると支給されないこともあります。

3.遺族基礎年金

遺族基礎年金は被保険者や老齢基礎年金の受給資格を満たした人が死亡したときに遺族に支払われる基礎年金です。
対象者は18歳未満の子供をもつ配偶者と18歳未満の子供又は20歳未満の障害等級1級または2級の子供です。

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