テクニカル分析とは
テクニカル分析って何?
■概要
テクニカル分析とは、株式投資や外国為替取引においてチャートの指標や過去の値動きから将来の値動きを予想しようという分析手法です。
テクニカル分析には実に様々な手法があり、投資家の経験や相場観によっても全く異なってきます。
また、テクニカル分析は必ず当たるものでもなく、テクニカル分析の有用性を否定する人も多くいます。
■チャートとテクニカル分析
テクニカル分析に必須とされているものが株価の値動き等を図にしたチャートです。
チャートに表れる様々なパターンやシグナルをもとに売買を行います。
テクニカル分析においてはこのチャートが非常に重要な役割を果たしており、このチャートから市場参加者の心理などを読み取ろうとすることもあります。
テクニカル分析において一般的に有用性が高いとされているシグナルは多くの投資家にも影響を与えるので、多くの投資家が同じテクニカル分析のシグナルを基に売買判断を行えば、結果的にシグナル通りの値動きになるという予言の自己実現が起こることもあります。
■テクニカル分析のメリット・デメリット
ここではテクニカル分析のメリットとデメリットについて解説していきます。
メリット
チャートにだけ集中していればいい
テクニカル分析では市場は全ての材料を織り込んでいることが前提とされているため、チャートの動きが全てを物語っていると考えます。
通常の投資だと様々なニュースや情報を収集しますが、テクニカル分析はそうした情報も市場が織り込んでいると考えるので、チャートにだけ集中すればいいことになります。
経済に関する知識が必要ない
テクニカル分析を用いてシグナルなどを基に売買判断を行えば、難しいニュースを理解したり専門的な知識を習得する必要がありません。
デメリット
シグナルにはダマシが多い
あるシグナルが出たからといって、必ずしもそのシグナル通りの値動きになるとは限りません。
シグナルにはダマシが多く、シグナル通りに売買しても全く勝てないこともあります。
過去の値動き通りにはならないことも多い
テクニカル分析では過去の値動きから将来の値動きを読み解こうとすることも多いですが、過去の値動き通りにならないこともよくあります。
突発的な値動きに対応できない
大きなニュースがきっかけで相場が急変するとテクニカル分析のシグナルがほとんど役に立たなくなります。
こういう場合に無理にテクニカル分析を行おうとすると大損することもあります。
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