アベノミクスとは

アベノミクスとは

アベノミクスって何?

■概要

アベノミクスとは2012年から首相に就任した安倍晋三内閣が実行した経済政策のことです。
英語で経済学を意味するエコノミクスと首相の姓である安倍を掛け合わせて作られた名称です。
アベノミクスは大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の3つの政策から構成されており、その内容や効果について国内外から高い関心を集めています。
また、アベノミクスに伴う金融緩和により、歴史的な円高水準にあった為替レートが急激な円安へと向かうことになりました。

■三本の矢

アベノミクスは三本の矢と呼ばれる3つの主要政策から構成されています。
ここではそれぞれについて解説していきます。

大胆な金融政策

大胆な金融政策とは大規模な金融緩和を実施することで、日本経済が苦しむデフレの克服を目指す内容となっています。
具体的には消費者物価指数の2%上昇を目安に、マネタリーベース及び長期国債等の保有額を2年間で2倍に拡大し、長期国債買い入れの残存期間を2倍以上に拡大するなど、まさに異次元の緩和となっています。
また、この大胆な金融緩和によって歴史的な円高水準にあった為替レートが一気に円安へと向かいました。

機動的な財政政策

機動的な財政政策は大規模な公共事業を行うことで経済の活性化を狙うとともに、防災やインフラ整備の促進をすることが目的となっています。
東日本大震災からの復興促進や国内の老朽化した道路の整備等が主な内容となっており、公共事業を通して経済を活性化させるというケインズの発想が元になっています。

民間投資を喚起する成長戦略

民間投資を喚起する成長戦略は規制緩和や新たな市場創造を促進することで民間経済の活性化を狙った政策となっています。
主要なプランとしては日本産業再興プラン、戦略市場創造プラン、国際展開戦略の3つが掲げられています。
内容は官民一体となった戦略的なグローバル化や高付加価値製造業の復活などを軸にしています。

■異次元緩和

アベノミクスの大胆な金融政策に伴って実行された一連の金融緩和は過去に前例のないほどの大規模なものであったため異次元緩和とも呼ばれます。
年率2%の消費者物価指数の上昇を目標に、金融緩和を継続するという内容は大きく注目を集めました。
異次元緩和によって投資家や金融機関のリスクテイクを促し、イールドカーブやリスクプレミアムへ影響を与えることでポートフォリオや資産価格に影響を与えることを狙いとしています。

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