確定拠出年金とは
確定拠出年金って何?
■確定拠出年金とは?
確定拠出年金という言葉を聞いたことはあるだろうか?
確定拠出年金とは2001年に日本で導入された年金制度です。
企業(または個人)が毎月積み立てるお金を個人が自分の判断で運用していく制度です。
■なぜ導入されたの?
現在日本の人口は急速な高齢化の為、年金を受け取る世代が増えています。
しかし、晩婚化や出生率の低下により少子化も進み保険料を払う世代が減少しています。
このような少子高齢化の問題があり、公的年金を補うための新しい年金制度の実施が求められたのです。
■確定拠出年金のメリットは?
確定拠出年金のメリットを見てみましょう。
企業側と個人側によってメリットは異なります。
企業側のメリットは、
1、雇用の流動化に対応しやすい。
2、年金費用の見通しがたてやすい。
3、年金の積立金は損金に計上される。
4、運用結果に対する責任はない。
以上4つです。
では個人側のメリットは何でしょう。
個人側のメリットは、
1、転職先への資産の移管が可能。
2、積立金残高がすぐに把握できて明確。
3、運用次第で老後の収入が増える。
以上3つです。
自分の年金額を自分で確認が出来るのはいいですね。
■確定拠出年金のデメリットは?
メリットだけならいいのですが当然デメリットもあります。
企業側のメリットは
1、積立金の運用の良し悪しに関係なく、毎年所得の拠出を行わなければならない。
2、投資教育などの費用がかかる。
以上2つです。
個人側のデメリットは
1、運用のリスクを負う。
2、運用次第で老後の収入がダウンする。
3、現在のところ、支給開始年齢まで現金化できない。
以上3つです。
■選べる運用商品
確定拠出年金は運用するものが選択できます。
ではどんなものが選択できるのでしょうか?
選択可能な商品は、預貯金・公社債・投資信託・株式・保険商品などです。
選択ができない商品は、美術品や骨董品などの動産・不動産・金融先物・商品先物などです。
時価評価が可能で、流動性のあることが選択できる条件となっているようです。
■まとめ
確定拠出年金はこれからのどんどん進むであろう少子高齢化社会に向けた自分の老後は自分で守る強い味方になってくれるでしょう。
しかし、メリット・デメリットがあるため老後についてよく考える必要もあるようです。
始める際は詳しい知識と確信をもって始めましょう。
商品も選ぶことが出来るので自分に合った無理のない商品を選びましょう。
あなたはどんな老後を送りたいですか?現在の日本の公的年金の受給年齢は65歳ですが、あなたが公的年金をもらう頃の日本の受給は何歳になっているのでしょうか?これを機会に考えてみましょう。
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